研究内容の紹介
同質な集団に異質な存在を
同質な研究者が多い中で異質の存在でありたいと思います。
活魚を長距離輸送するためには、異質な魚を一緒に入れておくと効果的とか。魚たちも緊張感を持つとで、寿命が延びるそうです。研究所も同じことではないかと考えます。
理系の専門家ばかりが集まった研究室では、どうしても視野狭窄に陥りがちなのではないでしょうか。そんな中に、極めて異質な存在がいると、「あいつは何だ」という警戒感が走るのではないでしょうか。それが、研究所の活力になると考えます。
古今東西、科学研究には、政治的圧力や研究者の嫉妬・虚栄心がつきものです。それが倫理にもとるものになってはいけません。研究所を生き生きと生存させるために、“異質な魚”でありたいと思います。
同時に、歴史に範を求めることで、これからの研究を支える若者たちに歴史の教訓を伝えていけたらと願っています。