2020年8月19日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb1 プレスリリース 同一の細胞から複数のエピゲノム情報を同時に検出する技術開発に成功(8月18日)(クロマチン構造機能研究分野) 九州大学生体防御医学研究所(大川恭行教授、原田哲仁准教授、前原一満助教)、東京工業大学科学技術創成研究院細胞制御工学研究センター(木村宏教授、半田哲也特任助教ら)、東京大学定量生命科学研究所(胡桃坂仁志教授、佐藤祥子特任助教)の研究グループは、少数の細胞からエピゲノム情報[用語1]を取得できる「クロマチン挿入標識(Chromatin Integration Labeling: ChIL)法」に関する詳細な実験手法を発表しました。
2020年7月3日 / 最終更新日時 : 2023年5月24日 adiqb1 ニュース 【重要】来訪者の皆様へ 定量研におけるCOVID-19(コロナ感染症)への対応につきまして COVID-19感染拡大防止対策としまして、以下、ガイドラインに沿った対策を行なっています。
2020年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb1 プレスリリース 溶液中の蛋白質構造を正確に評価するための新規解析法を開発―構造評価の妨げとなる凝集の影響を実験データから除去―(6月8日)(クロマチン構造機能研究分野) 京都大学複合原子力科学研究所 杉山正明教授、守島健 同助教、自然科学研究機構生命創成探究センター 加藤晃一教授(分子科学研究所/名古屋市立大学兼任)、東京大学定量生命科学研究所 胡桃坂仁志教授らの研究グループは、溶液中の目的蛋白質の正確な構造を求めるために、構造評価の妨げとなる凝集の影響を実験データから除去する新たな解析方法を開発しました。
2020年4月10日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adsig プレスリリース コヒーシン遺伝子変異による白血病発症の機序を解明(4月6日)(ゲノム情報解析研究分野) 急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群は血液のがんで、現在でも根治の難しい難治性の病気です。正常な血液細胞が遺伝子変異を獲得することで白血病を発症しますが、近年、本研究グループより新規コヒーシン遺伝子注1変異が10-20%の白血病に認められることを報告しました。しかし、コヒーシン変異がどのように白血病を引き起こすかは、十分に分かっていません。さらに、がん細胞にしばしば複数の遺伝子変異が蓄積していることも分かってきましたが、複数の変異が発がんに関わる機序についても、不明な点が多く残されています。
2020年3月13日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adsig プレスリリース Heroタンパク質の発見とその驚くべき機能 〜「へろへろ」したタンパク質は「ヒーロー」のように働く〜(3月13日)(RNA機能研究分野) タンパク質は一般に熱によって変性し、お互いに集まって凝集するという性質を持ちます。一方で、熱によって変性せず凝集しない熱耐性タンパク質は、これまで例外的であるとみなされ、そのようなタンパク質がどの程度存在するのか、またどのような機能をもつのかについては、不明なままでした。 今回、東京大学定量生命科学研究所の坪山幸太郎学振特別研究員、泊幸秀教授らの研究チームは、熱耐性タンパク質がヒトやハエにも豊富に存在することを発見しました。
2020年3月10日 / 最終更新日時 : 2020年7月3日 adsig プレスリリース コレステロール合成経路の新たな制御ポイント(3月10日)(生体有機化学研究分野) コレステロールは高等生物にとって必須の脂質です。しかしながら、コレステロールの生合成には多量のエネルギーが必要であり、また過剰のコレステロールは動脈硬化等の疾患の憎悪因子であるため、その生合成量は厳密に制御されています。
2020年3月4日 / 最終更新日時 : 2020年7月3日 adsig プレスリリース 高次ゲノム構造が遺伝子発現を制御する仕組みを解明(2月28日)(遺伝子発現ダイナミクス研究分野) 転写制御において中心的な役割を担うのはエンハンサー(注1)と呼ばれる調節配列です。エンハンサーは転写活性のON/OFを切り替えるスイッチとして働くことで、個体発生における遺伝子発現を緻密に制御しています。重要なことに近年、ゲノムはTopologically Associating Domain(TAD、注2)と呼ばれるループ構造を基本単位として緻密に折り畳まれていることが理解されてきました。
2020年3月4日 / 最終更新日時 : 2020年7月3日 adsig ニュース ゲノムDNAの構造をこわれやすくして遺伝子の転写を制御するしくみを解明 ゲノム中の遺伝子がタイミングよく使われる、つまり“転写”されることは、全ての生命活動に重要です。
2020年2月20日 / 最終更新日時 : 2020年7月3日 adiqb1 ニュース 様々なヒストンを含むヌクレオソームの作製方法の解説記事が掲載されました(クロマチン構造機能研究分野) クロマチン構造機能研究分野の鯨井智也助教、胡桃坂仁志教授らが2018年にMethods Mol Biol. 誌で発表した成果についての紹介記事が、国際的な科学情報サイトAtlas of Scienceにて掲載されました。
2020年2月4日 / 最終更新日時 : 2020年3月15日 adsig プレスリリース 神経細胞間の信号伝達を担う接着構造を形成する仕組みの解明(1月31日)(蛋白質複合体解析研究分野) 東京大学定量生命科学研究所(白髭克彦所長)の深井周也准教授らのグループは、神経細胞間の信号伝達を担う接着構造であるシナプス(注1、図1)の形成を誘導する膜受容体チロシン脱リン酸化酵素PTPδ(注2)と細胞内のアダプタータンパク質Liprin-α(注3)が結合した状態の立体構造を決定し、シナプス形成を誘導する仕組みの一端を明らかにしました。