2018年9月18日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adsig プレスリリース 最悪性脳腫瘍の増殖を制御する新たな仕組みを解明(分子情報研究分野) 近年の研究により、腫瘍を構成するがん細胞は多様性をもっており、異なる性質を持つがん細胞が互いに密接に連携することで腫瘍の薬剤耐性や進展、浸潤に寄与していることが明らかとなっています。その中でも「がん幹…
2018年8月20日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adsig プレスリリース 遺伝情報を次の世代に正確に伝える仕組みを発見(ゲノム情報解析分野) 遺伝情報の本体であるゲノム(注1)は染色体という構造をとり、細胞内に格納されています。染色体は細胞が増殖する際に、コピーされ、均等に次世代の細胞に1コピーずつ分配されます。この分配の際に、姉妹染色分体…
2018年7月25日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adsig プレスリリース 「こころ」の基盤をなす情動の異常と自閉症― 両者をリンクする分子PX-RICS ―(分子情報研究分野) 情動は「こころ」の基盤をなす脳の重要な機能です。喜怒哀楽といった根源的な心の動きだけでなく、より高次元の社会的感情までも含み、動物の社会行動を強く支配しています。情動を司るのは脳の「扁桃体(注1)」と…
2018年6月27日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adsig プレスリリース 邪魔者をどかせると見えてきた、精子ヒストンの局在と規則性;新技術で精子ヒストンマップを作成(病態発生制御研究分野) 哺乳動物における精子は、90%以上のヒストン(注1)がプロタミン(注2)に置き換わることによって核凝集が起こり、成熟精子となります。この成熟精子に含まれる僅かに残ったヒストンが、精子ゲノムのどこに存在…
2018年5月18日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adsig プレスリリース タンパク質の形のダイナミックな変化を1分子観察でとらえる「介添人」シャペロンのはたらきを分子レベルで解明(RNA研究分野) タンパク質の一部は、「介添人」の役割を果たすシャペロンの助けを借りることにより、自身の形を変えることではじめて機能を発揮することができるようになります。このようなタンパク質は「クライアントタンパク質」…
2018年4月18日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adsig プレスリリース てんかんの原因タンパク質が神経細胞間の橋渡しをする仕組みを解明(蛋白質複合体解析研究分野) 東京大学定量生命科学研究所(白髭克彦所長)の深井周也准教授と山形敦史助教、生理学研究所の深田正紀教授の共同研究グループは、てんかんの原因となる分子LGI1(注1)とその受容体であるADAM22(注2)…