胡桃坂仁志教授が第13回柿内三郎記念賞を受賞

東京大学定量生命科学研究所クロマチン構造機能研究分野 胡桃坂 仁志(くるみざか ひとし)教授が2018年度柿内三郎記念賞を受賞しました。同賞は、日本生化学会の設立に寄与し、国際誌The Journal of Biochemistryの創刊者である柿内三郎先生を記念し、生化学において顕著な研究業績を挙げ、今後さらなる発展が期待される研究者に授与されるものです。胡桃坂 仁志教授は早稲田大学先進理工学部教授を経て、2018年より当所教授を務めております。

今回の賞は「ゲノム機能を制御するエピジェネティクスの構造・生化学基盤」に対し与えられています。胡桃坂教授が独自に発展させてきたヌクレオソームの試験管内での再構成技術と、X線結晶構造解析およびクライオ電子顕微鏡解析によるクロマチンの立体構造解析技術とを組み合わせた研究によって、エピジェネティクス研究の発展において多大に貢献したことが評価されました。