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研究概要
遺伝情報発現の基本的流れを示す分子生物学のセントラルドグマによれば、DNAの遺伝情報はmRNAに転写され、リボゾームでタンパク質に翻訳されることになっている。しかし、リボゾームで合成されるのは単なるポリペプチド鎖であり、これがタンパク質として機能するためには、細胞内外の特定の場所に運ばれることが必要である。細胞には種々の膜が存在しているので、多くのポリペプチド鎖は膜に組み込まれたり、目的地に到達するために膜を透過したりする。
このようにタンパク質の膜透過、膜局在化は、遺伝子発現の最終段階と位置づけることができ、あらゆる生物にみられる基本的現象であるため、私達を含めて世界中の研究者の興味をひき、その分子機構の解明にむけて精力的な研究がなされている。
私達の研究室は、生体膜の構造と機能および生合成機構の研究に関して、長い歴史を持っている。この基礎の上に立って、タンパク質の膜透過、膜局在化機構、およびこれらに関わるバイオエナジェティクスの解明を研究室一丸となって推進してきている。
私達が研究材料として大腸菌を用いているのは、分子生物学、生化学、および分子遺伝学的手法を最大限に駆使してより精度の高い研究を行うためである。
これまでに私達があげてきた数々の先駆的業績や、新しく生み出してきた概念は、国際的に高い評価を受けている。
現在のメインテーマは、脂質で修飾されたリポ蛋白質を内膜(細胞質膜)と外膜(図1)に選別して局在化する機構である。内膜を通過し成熟体となったリポ蛋白質(図2)がどういうメカニズムで外膜に局在化するかは、長い間不明であった。
本研究室では、リポ蛋白質の選別シグナルに依存して、外膜特異的リポ蛋白質のみを内膜から遊離させるLolCDE複合体、遊離したリポ蛋白質を結合し外膜に運ぶ分子シャペロンLolA、および外膜に存在するリポ蛋白質受容体LolBを発見し、リポ蛋白質膜局在化機構の全体像をはじめて明らかにした(図3)。LolAとLolB はアミノ酸配列の相同性は低いが、三次構造は極めてよく似ている(図4)。ABC トランスポーターファミリーに属するLolCDE 複合体は、これまでに知られていなかったユニークな反応を触媒する。これらの成果により、リポ蛋白質局在化の分子機構が明らかになろうとしている。
外膜には内膜と同じ種類のリン脂質が存在するが、合成された後外膜に運ばれる機構はまだ明らかになっていない。また、内膜を貫通する蛋白質がSec 因子で構成された装置に挿入され、その後脂質二重層に移行して特定の配向性をとるまでの機構には不明の部分が多く残っている。これらの機構も明らかにすることにより、大腸菌の細胞表層構造が形成される機構の全容を解明することを目指している。
研究内容を、更に詳しく知りたい方は、こちら。