どうせ蛋白質を発現しなければならないのなら、病原体の蛋白質を発現させて構造解析し、創薬にまで結び付けたい。これも、膜蛋白質のしかもかなり特殊な環境にある膜蛋白質の発現なので容易ではない。十分な量を発現できればそれだけでかなりの貢献が出来る仕事になる。現在は大腸菌から高等動物培養細胞までの大量培養が出来る設備が整備され、順調に結果が出ている。

3.病原体の膜輸送体の構造決定を目指して