●●Laboratory of Behavioral NeuroscienceMEMBER准教授 奥山 輝大 / 博士（理学）OKUYAMA Teruhiro (Ph. D.), Associate ProfessorACHIEVEMENT●助教 田尾 賢太郎 / 博士（薬学）TAO Kentaro (Ph. D.), Research Associate特任助教 度会 晃行 / 博士（獣医学）WATARAI Akiyuki (Ph. D.), Project Research Associate特任研究員 中林 麻依NAKABAYASHI Mai, Project Researcher専門： 行動神経科学Research : Behavioral NeuroscienceOkuyama T, Kitamura T, Roy DS, Itohara S, Tonegawa S. Ventral CA1 neurons store social memory. Science. 2016 Sep 30;353(6307):1536-1541. DOI:10.1126/science.aaf7003Tao K, Chung M, Watarai A, Huang Z, Wang MY, Okuyama T. Disrupted social memory ensembles in the ventral hippocampus underlie social amnesia in autism-associated Shank3 mutant mice. Mol Psychiatry. 2022 Apr;27(4):2095-2105. DOI:10.1038/s41380-021-01430-5Huang Z, Chung M, Tao K, Watarai A, Wang MY, Ito H, Okuyama T. Ventromedial prefrontal neurons represent self-states shaped by vicarious fear in male mice. Nat Commun. 2023 Jul 3;14(1):3458. DOI: 10.1038/s41467-023-39081-5OKUYAMA Teruhiro (Ph. D.), Associate Professor担当大学院 / 担当者：Faculty / Supervisor : 日本学術振興会特別研究員 見世 慎太郎 / 博士（医学）MISE Shintaro (Ph. D.), JSPS Research Fellow特任研究員（学振特別研究員） 播磨 有希子 / 博士（生命科学）HARIMA Yukiko (Ph. D.), Project Researcher (JSPS Research Fellow)技術補佐員 川上 沙月KAWAKAMI Satsuki, Technical Assistant学術専門職員 タン ツイ ミン / 博士（農学）TANG THUY MINH (Ph. D.), Project Academic Specialist医学系研究科 / 奧山准教授Graduate School of Medicine / Dr. OKUYAMARESEARCH CENTER FOR CELLULAR DYNAMICSJp学術専門職員 吉村 郁子YOSHIMURA Ikuko, Project Academic Specialist学術専門職員 佐古 真和SAKO Miwa, Project Academic Specialist事務補佐員 渡邉 未咲WATANABE Misaki, Assistant ClerkEn社会性行動を司る神経ネットワーク私たちヒトを含めた社会を形成する動物は、集団内の他個体の事を記憶し、そのそれぞれの相手に対して、協調行動や敵対行動などを巧みに使い分けながら接する事で、適応的な社会を形成しています。当研究室では、他個体についての記憶、すなわち「社会性記憶」が海馬の腹側CA1領域にあることを発見し、更に、ある特定の社会性記憶を保持するニューロン集団の興奮を、オプトジェネティクス（光遺伝学）で制御することにより、記憶の人為的な書き換えに成功しました。現在は、記憶にどのように情動情報が付加されて、「好き」や「嫌い」といった、個体と個体の関係性構築のために必須の感情要素が生成されるのかを、神経科学的に解明しています。光遺伝学を用いた自閉症の新規治療法の開発自閉症スペクトラム障害は社会性コミュニケーション能力に異常を示す精神疾患の一つですが、その神経メカニズムについては未知の点が非常に多く残っています。当研究室では、自閉症患者が社会性記憶にも障害を持つ事を足場に、病態原因の解明と新規な治療法の開発を目指しています。更に興味深い事に、一部の自閉症患者は、写真で撮ったかのように、一瞬で視野の全てが記憶できる「写真記憶」などの特殊才能を持つ事が知られています。自閉症の神経メカニズム解明を通して、人為的な脳機能拡張の可能性を模索することを目指しています。准教授 奥山 輝大 / 博士（理学）行動神経科学研究分野
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