研究内容の紹介
タンパク質の相互作用予測・機能予測
タンパク質とタンパク質、DNA、RNA、糖、脂質、金属、低分子化合物、その他さまざまな分子との相互作用について、
- 相互作用予測: 与えられたタンパク質が他の分子と相互作用するかどうかを予測
- 相互作用部位予測: 与えられたタンパク質の中で他分子と結合する残基はどれか、タンパク質の構造が得られている場合は結合部位がどこかを予測
- ドッキング予測: 複合体の構造を予測
の3つのアプローチから研究を行っており、これらを統合した予測システムの開発にも取り組んでいます。統計的手法、機械学習、タンパク質構造比較、エネルギー最小化など、目的に応じて多様な手法を用いており、また、分子シミュレーションを用いて、物理的な相互作用を詳細に予測・解析する研究も行っています。そのほか、翻訳後修飾予測、tail anchorタンパク質予測、脂質結合タンパク質の機能分類予測、不棟タンパク質予測などの機能予測の手法も開発しています。2018年度は、とくに、タンパク質とタンパク質、DNA、RNA、脂質、金属との相互作用部位予測の手法を開発し、世界最高レベルの予測精度を達成しました。
