2021年3月31日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb プレスリリース 肝硬変に対するエクソソームを用いた新たな治療法の可能性 -肝硬変への新たな再生医療を目指して -(3月31日)(発生・再生研究分野、ゲノム情報解析研究分野) 新潟大学の寺井崇二教授、土屋淳紀講師、竹内卓特任助教は、発生・再生研究分野の宮島篤特任教授、ゲノム情報解析研究分野の白髭克彦教授らとの共同研究により、日本に患者が40万人程度いると考えられる肝硬変に対し、間葉系幹細胞から産生され非常に小さく、安定な細胞外小胞・エクソソームがマクロファージを介して治療効果を発揮することを明らかにしました。
2021年3月26日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb1 プレスリリース 転写の「揺らぎ」から遺伝子発現の空間パターンが生み出される仕組みを解明(3月23日)(遺伝子発現ダイナミクス研究分野) 遺伝子発現ダイナミクス研究分野の深谷 雄志講師は、ゲノム編集技術と独自のライブイメージング技術を組み合わせることで、生きたショウジョウバエ初期胚における転写バーストを直接可視化する実験系を新たに構築しました。
2021年2月17日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb1 プレスリリース 精子形成に重要なヒストンによるDNAの新たな折りたたみを解明!(2月16日)(クロマチン構造機能研究分野) クロマチン構造機能研究分野の平野里奈 大学院生、胡桃坂仁志 教授らの研究チームは、金沢大学ナノ生命科学研究所の柴田幹大 准教授、京都大学複合原子力科学研究所の杉山正明 教授らとの共同研究で、精子形成に重要なヒストンタンパク質H2A.Bが、DNA折りたたみの基盤構造であるヌクレオソームをダイナミックに構造変換する様子を世界で初めて解明しました。
2020年10月26日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb1 プレスリリース 加齢に伴いゲノムはどのように変化するのか(10月26日)(ゲノム再生研究分野、ゲノム情報解析研究分野) 東京大学定量生命科学研究所の小林武彦教授、白髭克彦教授らは、東北大学大学院薬学研究科の稲田利文教授らとの共同研究により、若いマウスと高齢マウスのリボソームRNA遺伝子を比べたところ、DNAメチル化の上昇、遺伝子の発現量の低下、DNA配列の変化(変異)を発見した。
2020年9月23日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb1 プレスリリース 減数分裂における父方由来・母方由来の染色体のマッチングを“大黒柱”として支えるタンパク質の役割を解明(9月18日)(病態発生制御研究分野) 熊本大学発生医学研究所の石黒啓一郎准教授のグループは、東京大学定量生命科学研究所の藤原靖浩助教・岡田由紀教授の研究チームとの共同で、精子・卵子の形成に必要な減数分裂の過程で父方由来、母方由来の染色体がマッチングして遺伝情報の交換を行う「相同染色体の対合」において監視役を果たす因子を呼び込む仕組みを明らかにしました。
2020年9月11日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb1 プレスリリース 自然免疫の外来DNAセンサーcGASが自己の染色体DNAに反応しないメカニズムを解明〜ウイルス感染症防御、自己免疫疾患、癌、神経変性疾患などの疾患の原因解明への一歩〜(9月11日)(クロマチン構造機能研究分野) 胡桃坂仁志教授ら東京大学定量生命科学研究所のグループは、米国ロックフェラー大学の船引宏則教授らのグループと共同で、自然免疫におけるDNAセンサーcGASが、自己の染色体DNAによって不活化されるメカニズムを解明しました。
2020年8月19日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb1 プレスリリース 細胞の運命を司る転写因子GATA3のDNA結合メカニズムの解明 〜乳がんなどの疾患の原因解明への糸口に〜 (8月18日)(クロマチン構造機能研究分野) 胡桃坂仁志教授ら東京大学定量生命科学研究所のグループは、遺伝子の読み取り(転写)のオン・オフを制御する転写因子GATA3が染色体中で標的DNA配列を認識して結合するメカニズムを明らかにしました。
2020年8月19日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb1 プレスリリース 同一の細胞から複数のエピゲノム情報を同時に検出する技術開発に成功(8月18日)(クロマチン構造機能研究分野) 九州大学生体防御医学研究所(大川恭行教授、原田哲仁准教授、前原一満助教)、東京工業大学科学技術創成研究院細胞制御工学研究センター(木村宏教授、半田哲也特任助教ら)、東京大学定量生命科学研究所(胡桃坂仁志教授、佐藤祥子特任助教)の研究グループは、少数の細胞からエピゲノム情報[用語1]を取得できる「クロマチン挿入標識(Chromatin Integration Labeling: ChIL)法」に関する詳細な実験手法を発表しました。
2020年6月9日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adiqb1 プレスリリース 溶液中の蛋白質構造を正確に評価するための新規解析法を開発―構造評価の妨げとなる凝集の影響を実験データから除去―(6月8日)(クロマチン構造機能研究分野) 京都大学複合原子力科学研究所 杉山正明教授、守島健 同助教、自然科学研究機構生命創成探究センター 加藤晃一教授(分子科学研究所/名古屋市立大学兼任)、東京大学定量生命科学研究所 胡桃坂仁志教授らの研究グループは、溶液中の目的蛋白質の正確な構造を求めるために、構造評価の妨げとなる凝集の影響を実験データから除去する新たな解析方法を開発しました。
2020年4月10日 / 最終更新日時 : 2022年11月16日 adsig プレスリリース コヒーシン遺伝子変異による白血病発症の機序を解明(4月6日)(ゲノム情報解析研究分野) 急性骨髄性白血病や骨髄異形成症候群は血液のがんで、現在でも根治の難しい難治性の病気です。正常な血液細胞が遺伝子変異を獲得することで白血病を発症しますが、近年、本研究グループより新規コヒーシン遺伝子注1変異が10-20%の白血病に認められることを報告しました。しかし、コヒーシン変異がどのように白血病を引き起こすかは、十分に分かっていません。さらに、がん細胞にしばしば複数の遺伝子変異が蓄積していることも分かってきましたが、複数の変異が発がんに関わる機序についても、不明な点が多く残されています。